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写真:出原 諭行

出原 諭行

機関課
2022年 入社
工学部 機械工学科

私の仕事観
プレッシャーと責任を原動力に、
船主と船員の期待に応えたい。

一人一隻の緊張感を糧に、修繕計画を練る

機関課の船舶技師として、修繕船が搭載しているメインエンジンや発電機、ポンプ、荷役装置などの修繕の段取りを組むことが主な業務です。ときには自分自身で現場作業を行うこともあり、その現場経験を生かして、的確な指示を出せるよう心掛けています。
一隻の船に付く機関担当は一人。プレッシャーは大きく、入ってきた船が出航するまで気が抜けません。修繕は機関課だけでなく、船体課、電気課、配管艤装課など他の部署も関わってきます。打ち合わせをしたり、日頃から声を掛け合ったりするように意識しています。
一つでもミスがあると船が航海できなくなるため、職場は常に緊張感があります。一方で難しい問題に直面したときは、機関課全体が一丸となって対処するような、チームワークのある職場だと思います。

不況に強く、自分の力を試せる企業

幼い頃から船が好きで、船舶に関わる仕事が夢でしたが、中学生の頃からは「造船不況」という言葉を度々耳にするようになりました。
就職活動中に、修繕業は不況下にあっても業績が安定していることを知り、志望業界を船舶修繕に絞りました。就職活動中に見た大企業の仕事は上からの指示に従うだけに思えましたが、三和ドックは少数精鋭の企業で、社員に与えられる裁量も大きいところが魅力に感じました。
船舶修繕は、今ある船を生かすことで船舶のライフサイクルを伸ばします。省資源化による環境負荷の低減や、船舶による輸送を支えることで経済に貢献できると思い、入社を決意しました。

無事に出航させることがいちばんの喜び

船舶技師は入社何年目であろうと、担当する船の工事に関する裁量権を与えられ、業務を遂行しなければなりません。大きな責任が伴いますが、自分が組んだ段取りに従って修繕が進み、無事に出航できたときはやりがいを強く感じます。
工事の進行スピードや正確性は自分の段取り一つで変化します。さらに、スムーズな工事をするにはどうすれば良いかを考え、実践していけるところに、仕事の醍醐味があります。出航後に、その船の修繕に関する書類を整理する時、「今も安全に航海しているのだな」と思い、トラブルがなくて良かったと安堵しています。

対応力を高めて船舶の寿命を延ばしたい

これから5年、10年とキャリアを重ねていった後に、「出原が担当する船は、何年経ってもきっちり動いている」と言われるよう、知識や技量を積み上げていきたいです。
船舶修繕は、船の中を開けてみなければ実際のコンディションが分からないことが多く、その状態によって対応の方法が変わります。今後は、どんな状態の船でも対応できるようになることはもちろん、同じようなコンディションでも複数の選択肢を持てるような、懐の深い船舶技師になるのが夢です。また、現場の環境整備や作業マニュアルの徹底にも力を入れて、質の高い仕事を実現したいと思います。

履歴書に書いていない自分のことも大切です

企業の数が多過ぎて、どのような就職活動をすればいいか分からなくなることがあると思います。
そんなときに私は、「自分がどんな性格で、何をするのが好きなのか」「何が苦手なのか」などを考えることで、自分を見つめ直していました。そうすることで、自分に合った企業を見つけやすくなると思います。履歴書に書かれていない自分のプロフィールも大切なのです。
このページを見ていただいているのも何かの縁だと思います。インターンシップなどで、三和ドックの仕事を実感してもらえるとうれしいです。