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2016年、三和ドックは
新たなステージへ

1961

内航船の修繕事業

1961年の創業以来、三和ドックは国内の貨物を輸送する内航船と、東アジアから東南アジアまでの近海域の貨物を輸送する近海船の修繕専門の技術者集団として発展してきました。内航船・近海船の修繕事業は祖業であり、現在も安定経営を支える中核事業です。船舶には安全に荷物を運ぶ力を最大限発揮するための定期的な点検・メンテナンスが国際的に義務付けられています。船舶修繕業は壊れた船を直すだけではなく、船が荷物を安全に運べるように船の潜在力を引き出す事業です。三和ドックは船舶を所有するお客様だけではなく、船の乗組員の方々、そして船が運ぶ荷物を必要としているすべての方々の、安心・安全を支えています。

2007 艤装桟橋完成
2016 7号ドック完成
新社屋完成

SANWA Renovation

2016年、三和ドックは更なる事業拡大に向けて大きく舵を切りました。背景にあるのは、船舶の大型化です。荷物をより効率的に運ぶため、世界中の船の大型化が進んでいます。時代の変化に対応するために、最大63,000トンの船舶も受け入れ可能な大型ドックを新設、付帯設備も更新しました。

外航船の修繕事業

外航船とは、世界中を航海出来る大型船のこと。三和ドックは2016年の大型ドック新設を皮切りに、内航船・近海船の修繕に加えて、大型外航船の修繕にも本格的に力を入れ始めました。長年の内航船・近海船の修繕事業で培った技術力をベースに、最先端の機械・設備・テクノロジーを組み合わせ、国際競争に打ち勝てる体制を整えました。「安く・早く・確実に」のモットーに更に磨きを掛け、より多くのお客様から選ばれる修繕ドックを目指しています。

エンジニアリング事業

三和ドックが2005年頃から同業他社に先駆けて研究してきたのが、3Dレーザースキャナを用いたリバースエンジニアリング技術です。服飾や自動車産業など身近なもので使われていたこの技術を、船舶の様に巨大なものでも使えるようになれば船舶修繕の革命が起きると信じて取り組み、遂に実用化しました。現在では、2017年9月に発効するバラスト水管理条約で国際的に義務付けられるバラスト水処理装置(BWMS)、2020年1月から規制が強化される排ガスの硫黄酸化物(SOx)規制に対応するためのSOxスクラバーなど、様々な装置の取り付け工事、船舶の改造工事にこの技術を生かしており、エンジニアリング事業として第三の柱に育て上げました。